宛先も差出人の名前もない手紙。 引っ越し先のアパートに毎日届く、不思議なラブレター。 しかし、49通目の手紙に書かれていたのは―――

隻脚、隻腕、そして肉体の成長が止まった少年、少女。 ここは、身体的ハンデを背負うメンバーで構成された、特別な楽団。 『例えば、この行為が、存在が、神に背いていたとしても、わたしたちはきっと、恋

「そんなに僕が嫌いなら、『愛している』と言ってください」 人工知能が搭載されたロボットの、話し相手を務めることになった、大学三年の秋。

恋を知らない悪魔と、愛されることを知らない少女。ふたりをとりまく生者と死者の愛の物語。