武侠一代

  • 司敬

  • グループ・ゼロ

明治末、九州・筑豊。筋の通った喧嘩はどんどんやれという『川筋者』明石竜吉を父に持つ武吉。元気に育ち、父竜吉の弱点・博打にも才能を見せた。また十歳にして、六つ年上の遊郭の女・多美と初体験する。川筋者達は石炭運びの仕事を鉄道に奪われ、金筋ヤクザ(土建業)木下組の後ろ盾になった軍隊のために、竜吉が射殺されてしまった。筋の通らん権力と戦えと言い残した父の遺志を受け継いだ武吉は、十六歳に成長して筑豊に戻ってくると、西村組の湾岸における石炭積みの仕事を横取りしようとする木下組と対決。巨漢・鬼瓦の権造や、多勢の敵に一歩も引かず、北九州一帯のヤクザを束ねる大親分・磯田捨吉に目をかけられた。

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