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いわさきゆきこ

漫画の中で反魂術という言葉を使っておりますが、「富山越中の反魂丹(とやまえっちゅうのはんごんたん)」という薬をご存知でしょうか?
昔、富山藩主の前田正甫(まえだまさとし)が江戸に参勤交代に来ていた時、城内で突然腹痛で苦しみだした大名に持っていた反魂丹を与えたところ、あっというまに治りました。このことが見事なセールス効果となり、各藩の大名がこぞってこの薬を欲しがり、富山の薬売りが全国を自由に行き来してこの薬を売ることを許されるようになったそうです。
「反魂」とは文字どおり魂が返るということですが、これは重い病にかかった母を救うため山にこもり、神に祈っていた武士が夢の中で阿弥陀如来より薬を授かり、これを母に飲まそうと下山しました。しかしすでに母は死んでおり、尚も薬を与えてみると、死んだはずの母が生き返ったそうです。この逸話から反魂丹という名前がついたのですが、反魂丹自体は単なる胃腸薬ですよ。

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