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いわさきゆきこ

今回はちょっと日本史授業のようなお話。
第三話は村が舞台ですが、村には村方三役(むらかたさんやく)と呼ばれる役員がおりまして、村の治安や行政を行っていました。村方三役とは、百姓代(ひゃくしょうだい)、組頭(くみがしら)、名主(なぬし)の三つの役職で、名主は代々その土地を収める世襲制で、組頭と百姓代は村の推薦や、代官・郡代からの任命によって決められます。
時代劇などでは悪い代官が農民を重い年貢で苦しめる…などというイメージがありますが、実は年貢の収め方は「検見法(毎年の収穫によって年貢高を決める)」と「定免法(過去10年間の平均を取った固定制)」の2種類が有り、この村方三役との合意が無ければ決めることができませんでした。さらにこの合意が得られなければ、逆に代官の方が役職をクビになってしまうこともありました。農民は身分上の生活制限はあったものの、その権限は結構強かったのです。

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