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いわさきゆきこ

コメント欄で何度か名前があがっております「吉原炎上」。恐らく昭和生まれの方ならご存知かと思いますが、この作品は映画監督の五社英雄監督が、画家の斉藤真一氏による「絵草紙吉原炎上」を映像化したものです。
映画の冒頭で出てくる絵がその原作者である斉藤氏の作品であり、映画の中に出てくる主人公・久野は斉藤氏の養祖母であります。斉藤氏は母から伝え聞いた話をもとにこの作品を描き上げたそうです。映画はこの原作と明治44年に実際起こった吉原大火を合わせて、華やかな吉原の落日と女の情念を現した名作です。
実はこれと同じような全焼レベルの火事が吉原で20回以上ありました。そしてその度に「仮宅」と言いまして、いわゆる仮設住宅のような場所で吉原再建中も営業を行っておりました。この仮宅営業を「外に出られた」と喜ぶ遊女さんと、吉原を懐かしんで早く吉原に戻りたいと願う遊女さんがいたとか…。なんとも複雑な思いを感じますね。

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