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いわさきゆきこ

こうして日本はキリスト教を布教させないオランダと隣国である中国以外とはほぼ付き合いが無くなり、また日本の土地がイギリスやアメリカからは遥か遠い場所だった事もあって、そんな遠い国にわざわざ大量の燃料を使って貿易しようなどという国は当然ながらなかったのです。
鎖国とは、日本がただ単に海外との付き合い方を忘れてしまった状態の、言わばコミュニケーション障害みたいなものです。
実際は、日本は海外との国交をどうすべきか、ということは常に考えていたのでが、現状としてあまり差し迫って困る事も無かったので、そのまま長らく放置されてしまった課題となっていたのです。
そしてそこへ開発された蒸気船がアメリカと日本の太平洋横断ルートを開拓し、かくして日本は引きこもり体質からの脱却を余儀なくされるのです。
これが開国までの顛末です。

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