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古本ゆうや

高校3年生の春、僕がある美術予備校に通い始めたときのことです。絵の具の勉強を始めて間もなく、「黒は使うな、混ぜて色を作れ」と、先生から声をかけられたのを今でも鮮明に覚えています。その教えを守り通し、僕は大学4年の間に最初に買った黒の絵の具を使いきることなく卒業を迎えました。何色を使ってどのように表現するか…それは描き手の自由であることに間違いありません。ですが、僕は黒という絵の具をに対してあまりにも不勉強のままでいました…。大学という自由な学舎に立ったにも関わらず、過去の教えに囚われ続け、学ぶ機会を拒んでいたのです。
…このお話は、僕の実体験をもとに構想しました。
せめて大学に入ってから黒を使い始めれば今まで知らなかった世界を見つけることができたのでは…そんな後悔の気持ちが元となって、ブラックというキャラが生まれました。
次回、いよいよブラック編完結です。どうぞ最後までお付き合いください。

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